31 興井
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「沖の井」や「沖の石」とも呼ばれ、古くは『古今和歌集』小野小町や、『千載和歌集』二条院讃岐などが和歌に詠んだ歌枕ゆかりの地です。仙台藩準一家天童氏の屋敷があった八幡村の民家の一角に位置しており、松尾芭蕉の『おくのほそ道』の旅に同行した曾良は、興井が民家の裏手にたたずんでいることを記しています。仙台藩による名所旧跡整備の一環として、4代藩主伊達綱村は、地元の有力者を「奥井守」に任命し、諸役を免除する代わりに興井を手厚く保護させました。
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Story : 3 政宗以後の文化の広まり 指定 : カテゴリー : 5 おくのほそ道の風景地 地域 : 2 多賀城市 - DATA
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名称: 31 興井 よみかた: おきのい 住所: 多賀城市八幡2-285 - 所在地/所蔵/伝承地